『第5話 魔法』 「勇者たちは、魔王と悪姫に呼びかけました。仲間になろう、と」 「倒された者たちも、みな立ちあがり歩きはじめました。お城への道を」 「黒猫も白猫も虹色猫も緑のブサイクさんももこもこの犬さんも」 「カブトムシさんもカワイイ幸子さんも、まるで何かに導かれるように…」 「そして、お城にたどり着くと、みんな輪になって踊りだしました」 「これは魔法?いいえ。ひとりひとりの、心の奥の願い。想いが生み出す力です」 「争いあわずに、手を取り合って。違うところは、認めあって。壊すのではなく、創っていこう」 「いろんな人がいて、たくさんの可能性がある。それが、広い広いこの世界なのですから」 「世界は輝きはじめました。黒猫は思いました。俺が見たかったのはきっとこんな景色だったんだ、と」