
(Verse 1) 防波堤のコンクリート 遠くのブイだけが 赤く尖ってる 波を切り裂いていく背中 銀のしぶきが 火を吐いた 乾いた唇が動く あそこまで 泳げたら (Chorus) 喉を焼く 塩の辛さ ただ冷たい水が 肺を満たしていく あいつの蹴った 泡のロープ 追いつけないまま 波にのまれる 視界が急に 歪んで 底のない青が 足首を引く (Verse 2) 同じ乾きを知った砂浜 気付けば 別の波が僕らを分ける うねりをすり抜ける 綺麗な影 水をかきむしる 僕の指先 あそこの赤に 触れたなら この影の形も 変わるだろうか (Bridge) 引き波が 踵をさらう 振り返る浜は もう滲んで見えない ずれていく 呼吸のテンポ 歪なストロークのままで 水を 掴み損ねても (Chorus) あの赤い影の その先へ まだ泥まみれの 腕を突き出す もう背中の 飛沫は見えない だけど水平線は 逃げやしないから 深く息を 飲み込んで 重い海を 蹴りつける (Outro) 錆びた赤が 目の前に迫る 波の向こうで ただ、向こうで。

