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鏡毒ノイズ

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鏡に浮かぶ 歪んだ影 冷えた光が ぼくを継ぎはぎにしていく 奪い合うみたいに 欲望を拾っても 触れた瞬間 指先から零れていく 見せたいものほど 薄れていくのに 隠した嘘だけ 鮮明に滲む 割れた自己像が ぼくの声を 機械より冷たくする 叫ぶほど 空っぽに酔って 誇るほど 輪郭が溶けていく 証明したい“ぼく”の傷跡だけ 胸の底で 甘く疼き続ける 誰のための“ぼく”なのか 答えだけが ノイズに沈む 欲望の残骸を また集めて 意味のない祈りみたいに並べてみる 磨り減った心が 静かに笑う 「きみはきみを 捨てられないだろう」って 曖昧な光が 影ばかり伸ばして 削れたノートのように 感情が擦れる ねじれた自己愛が ぼくをそっと 毒みたいに締めつける 叫ぶほど 虚無に溺れて 誇るほど 心まで混ざっていく 証明したい“ぼく”の破片だけが 胸の奥で 静かに脈打ってる 誰のための“ぼく”なのか 問いかけても 闇に飲まれる ほんとうの“ぼく”を探しても 手の中に残るのは 形のない幻像 それでも掬った痛みだけが なぜか温かくて なぜか離れない 求めるほど 自分に依存して 飾るほど 心だけ枯れていく それでも“ぼく”を抱きしめたくて 胸の底の毒を また味わってる 偽物でも 叫べる気がした 壊れた“ぼく”を 選び続けるために