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微光

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V4.5+

静かな蒸留塔 バルブを閉める音 点検票のチェック 夜明けにじむインク 保護眼鏡を外して 休憩デッキに立つ ポケットの線香花火 小さく灯す火 高温高圧の夜が 私を試しても この微かな光だけで 呼吸は整う パチパチと 散る星屑が タンクの影を 赤く縁取る 「燃え尽きる」を 見届けられるなら 私のバッファも まだ大丈夫 風速計が止まる 束の間の静寂 ドローンの軌跡が描く 空の薄いサイン 火玉が弾ける瞬間 感じる小さなパルス 安全率を超えない ぎりぎりのスリル 誰もいない屋上で 夜間設備を見下ろす 交代のサイレンが 遠く響いてる 花火は静かに落ちる 誇張も嘘もなく 「静かに終わる」ことの なんて難しさ パチパチと 散る星屑が 化学式より 確かなリズムで 「燃え尽きる」を 受け入れたなら 私はまた 新しい火を灯す 燃え殻の黒い玉 指先で転がして グローブをはめ直す 朝焼けのフロアで ラインを流れる原料のように 私も今日を 流れていく