
グッドバイ・モラトリアム/Good Bye Moratorium
【Intro】 窓の縁、薄い光 リュックの底で鳴る鍵 「もう戻れない」って、まだ小さくて 【Verse A1】 ポケットの角で折れた学生証 駅前のシャッター、朝が剥がしていく 制服の糸を一本、ほどいたら 息が少しだけ、長く続いた 【Pre-Chorus 1】 “やり直し”のボタンを探して 改札の前で立ちすくむ 知らない名前で呼ばれる予感に 鼓動だけ先へ走っていく 【Chorus】 置き去りの夏の匂い 手放すたび、私の輪郭が 少しずつ合うサイズになる さよなら、昨日の私 こんにちは、まだ上手に笑えない大人 それでも行くよ、行くよ 一人の名前で グッドバイ・モラトリアム 【Verse A2】 バス停、夕焼け、遅れて来る風 アルバイト帰りの靴がきしむ夜 履歴書の空欄に息を吹きかけて 消せないままの夢を並べた 【Pre-Chorus 2】 「正解」を待ってた指先 信号の点滅みたいに揺れるけど 間違えるために生まれてきたなら 今、最初の一歩を刻もう 【Chorus 2】 フィルムの端が白く燃える 痛みごと抱いて進むことを 大人って呼ぶのなら 思い出は背中で鳴る まだ震える、でも前だけ見ている ほらね、ちゃんと聞こえる 私が私を呼ぶ声 グッドバイ・モラトリアム 【Bridge】 雨粒、街灯、重ねる拍 一拍抜けた心もリズムになる 約束のない明日でいい 自分で選んだ不確かでいい 【Final Chorus】 泣いてもいい、歩けばいい ほどけたリボンはポケットにしまって 新しい手でドアを開ける こんにちは、未完成の大人 地図のない夜を覚えていく 間違えながら、何度でも 私の名前で始めよう グッドバイ・モラトリアム 【Outro】 鍵が鳴る、朝がほどける 呼吸の数だけ、世界が増える さよなら、そして——おはよう。

