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異界エレベーター

V6

[Verse 1] 古びたビルの エレベーター 夜更けにひとり 乗り込んだ ポケットの中 折れた紙 奇妙な手順が 書いてある 途中で降りては いけません 順番通りに 押してください 間違えたなら 最初から それだけ守れば いいらしい [Pre-Chorus] 扉が閉じれば 箱の中 数字がひとつ 灯っていく 上へ 下へと 行ったり来たり 今のところは 何もない [Chorus] 四階 二階 六階 二階 十階 五階 上って 下りて また上る ひとつずつ 順番通り チン と鳴ったら 扉が開く いつもの廊下が 待っている まだまだ手順は 続いてる 次のボタンへ 手を伸ばす [Verse 2] 五階で扉が 開いたら 女がひとり 乗ってくる 目を合わせては いけません 言葉を交わして いけません 何を訊かれても 答えずに ただ前だけを 見ていればいい 女は黙って 隣に立った 行き先だけが 灯ってる [Pre-Chorus 2] 閉じる扉に 映る影 ひとつ ふたつと 並んでる 話しかけては いけないと ちゃんと紙にも 書いてある [Chorus 2] 一階 八階 十階 また 五階へ 戻ってく 上って 下りて また上る ひとつずつ 順番通り チン と鳴ったら 扉が開く 見知らぬ廊下が 待っている 窓の向こうは 暗いまま それでも手順は 続いてる [Bridge] 女は何にも 喋らない こちらを見ることも ありはしない 階を重ねる そのたびに 聞こえる音だけ 減っていく モーターの音が 消えていく 階数表示も 消えていく 最後のボタンを 押したなら 上でも下でもない方へ 静かに箱が 動き出す [Final Chorus] 何階 何階 今何階? 数字はどこにも 見当たらない 上っているのか 下りているのか それさえもう 分からない チン と鳴ったら 扉が開く 知らない夜が 待っている 最後の手順も 守りました 正しい噂に 会えました [Final Chorus 2] 開いた扉へ 足を出す 女も同時に 歩き出す すれ違う肩が 少し触れ 思わず振り向き 口にする 「あっ、ごめんなさい」