
逃げ場のない夜に 乾いた雨は降り続いて 渋滞した一行に触れられないのは 瞬間が止まるのが怖いから? 純粋さは足すことじゃなくて 削られる時に残って 強さは軽いから 束ねてないと解けて 綺麗に整えられた完全な独り言は ちゃんと返しているだけなようで 言えなかった後悔の代替品は 机の上の空に吸い込まれていき 青の隙間に散らばった音を 必死になって探してみようか 御託の果てに残る言葉 その真っ直ぐな目を見ているのに ボクはこの月の綺麗さを 論破出来ない 目の前の現象に無理やり名前をつけて 言葉は使われることなく棚に戻されて ズレた拍の外側で 結論は収縮して その整ってない湿度に 惹かれていく 解ったような顔をした雨に 佇んだまま触れられなくて 一つの強さを並べたら 全部だけの弱さが 残った それでもを守ろうとした理屈は 今を一番 遠くにしていた 言えなかった後悔の代替品は 机の上の宙に叩きつけて 星の隙間に散らばった音を 必死になって探してみようか 御託の果てに残る言葉 その真っ直ぐな 瞳を見つめながら ボクは この月の綺麗さを 論破したい ____________________ 言えなかった理屈で誤魔化した残骸 論理で否定しようとするほど その感情は浮き彫りになる 空論を重ねるほど恋とは “証明されてしまう” ボクの時間は遡り、祈り紙へと続く。

