
【黒猫】 [Intro] 夜が好き 暗いからじゃない 隠れられるから [Verse 1] 黒い毛並みを 夜に溶かして 塀の上から 街を見ている 誰にも見つからない 誰にも触られない それくらいが ちょうどいいの 足音だって消せるし 気配だって消せる ここなら私は いないふりができる [Pre-Chorus] なのにあなたは いつも見つける 暗い路地の向こうから まっすぐ私を見て 何でもないような声で [Chorus] 「こねこちゃん」 そう呼ばないで せっかく上手に 隠れていたのに 「こねこちゃん」 こっちへおいでなんて 飼われた覚えは ないのよ それなのに あなたの声がすると 尻尾だけが 先に返事をする [Verse 2] 昼の私は 少し苦手 何もかもが よく見えるから 強がる顔も 伸ばした爪も ほんとは寂しいことまで 見透かされそうで だから夜まで 待っている 黒に戻れる その時間まで [Pre-Chorus] あなたの足音は もう覚えてる 角を曲がるより前に 耳がそちらを向く ……身体って 正直ね [Chorus] 「こねこちゃん」 そう呼ばないで 私はそんなに 可愛くないわ 気まぐれだし 爪だって立てる 嫌ならいつでも どこかへ行ける なのにあなたが 手を差し出すたび 逃げる理由を ひとつ忘れる [Bridge] 夜なら 隠れられるから好き 誰にも見つからず 朝まで歩ける そのはずなのに 今夜も同じ場所を ぐるりと回って 結局あなたの窓まで 戻ってきてしまった [Final Chorus] 「こねこちゃん」 小さな声がする 聞こえないふりくらい できるのに 暗闇から 一歩だけ出て あなたの足元に 影を落とす 飼われるつもりは ないけれど 今夜はあなたの お膝の上で 目を閉じて 喉を鳴らしたい [Outro] 夜が好き 隠れられるから でも あなたのお膝の上なら 隠れなくても いいのかもしれない

