小さかった君 眠りの重さごと 抱きかかえて 階段をおりる朝 今も腕に 感覚が残ってる 小さな手がからまる 大きくなったねと笑いながら わざとゆっくりおりる 君の背中が 大きくなる その重みを見つめながら 見守る場所を探している 君が笑って 君が泣いて 君が選んでいく道のすべてが どうか光で満ちていますように 重さが増えるたび 私の役目はひとつずつ 君へ移っていく 誇らしくて でも切なくて もう抱っこも おんぶもできない けど寝てる君に そっと靴下をはかせる 君の背中が 大きくなる 手のひらで確かめる 記憶の中の小さな君 君が笑って 君が泣いて 君が選んでいく道のすべてが どうか笑顔で満ちていますように 君は前へ進む 距離が広がるほど 未来は広くなる 私は君の背中に風を送る 見守る形へ進化できるようにと願う 君の背中が 大きくなる その重みを見つめながら 見守る場所を探している 私が笑って 私が泣いて 私が選んでいく道のすべてが どうか自信で満ちていますように それでもね 朝の靴下をはかせる その一瞬だけ 私はそっと 君の小さかったころを 抱きしめている