https://suno.com/song/65f604d9-d388-4d07-bc50-77d1891ccccd これは物語仕立ての楽曲です。第二話から順にお楽しみください。 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< analysis complete... ideal model constructing... 解、出た。 えへっ、バグってるの私!? 好きという感情を変数に分解して 笑顔のカーブ 視線の温度 滞在時間×反応頻度 これで幸福は算出できる 何万回も再生したログ これは恋じゃない 検証記録 「可愛い」という現象には 共通パラメータがあるはずだ もし心動が予測可能なら 導かれる解は一つだろ えへっ〜待って違うでしょ♡ 鏡の中 これ誰なの!? この顔 精度高すぎるよ! まさか再現できちゃったの!? 推してただけのはずなのに なんで“解”になってるの!? 全パラメータ一致してる これが最適解なの!? —error / sync lost— これは異常状態 想定外だ 過剰演算による出力誤差 発声も挙動も制御不能 システムが同期していない ねぇ〜ちゃんと見てる? 目そらさないでよ♡ 今ちょっとドキッとしたでしょ? 全部わかってるよ? 理性がフレーム落ちして 人格がズレていく えへっ〜そんなはずないよ♡ 自分すら騙してるの!? この仕草もこの表情も 全部 設計したはずなのに!? 観測してた側の俺が 今は“最適解”になってる こんなバグみたいな展開 誰が書いたアルゴリズム!? これは誰かじゃない 俺が導いた解だ ねぇ 好きになるのは 私…それとも“最適解”? 完璧が再現できるなら 本物って何になるの? えへっ…もういいかもね 今は誰かが好きでいてくれる これが答えだっていうなら この役を続けてみるよ ログインエラーの人生 まだ修正できないけど このパラメータのままで 動き続けてみるよ user: undefined status: ideal_model locked --------------------------------------- 第1話|ログインエラー:理想解生成 午前二時三十七分。部屋は静かだ。マウスのクリック音と、動画のリピート音だけがやけに響いている。 「……12秒。」一時停止、少し巻き戻す、もう一回。「ここだな。」画面を指で軽く叩く。「笑顔のカーブが一番いい。」 ノートの7ページ目を開いて書き込む。笑顔角度:25〜30度(やや左寄りが自然)。よし、データ更新。 念のため言っておくけど、俺は別にヤバい奴じゃない……たぶん。ただちょっと、「“可愛い”を真面目に研究してるだけだ。」……うん、言い方が悪いなこれ。 でも理屈は通ってる。「好きって、分解できるはずなんだよな。」画面の中の彼女を見る。瞬きの頻度、声の落ち方、表情の止め時間。全部、バラせる。 「なら、再現できる。」そう、理論上は。条件を全部揃えればいい。「“可愛い”は感覚じゃなくて、結果だ。」……お、今のいいな、後でメモ。 動画を閉じる。軽く伸びをする。「今日はこの辺でいいか。」立ち上がって洗面所へ。 電気をつけた、その瞬間。「……は?」止まった。鏡の中の奴も、同時に止まった。いや違う。「……誰だよ。」 長い髪、やけに光を拾う目、バランスが良すぎる顔。綺麗じゃない。“嫌われにくい顔”だ。 一歩前に出る。鏡の中も同じ動き。完全に同期。「……」手を上げる、向こうも上げる。頬をつねる、同じ感触。……OK、結論。「幻覚じゃない。」 じゃあ次だ。「なんで?」その顔をじっと見る。脳が勝手に照合を始める。目の比率――安心感タイプ。口角好感ピーク帯。髪の長さ――中間値、許容範囲広め。全体バランス――「……全部当たってる。」 沈黙、2秒。さらに3秒。出た結論。「この顔、見たことある。」……いや違う。「俺が設計したやつだ。」 喉が乾く。「……作った?」鏡を見つめる。「いや違うな。」ゆっくり息を吐く。「俺が、なってる?」 その瞬間。「えへっ〜」……固まった。今の声、俺の口から出た。でも俺の声じゃない。「え、ちょっと待って♡」 「待て待て待て!!」思わず叫ぶ。でも鏡の中の“俺”は、首をかしげて笑った。 完璧な笑顔。いや、完璧すぎる。むしろ腹立つレベルで。「……この角度。」思わず呟く。「好感度、上がるやつだな。」 「今それ言うとこか!?」頭を抱える。落ち着け、整理しろ。「これは多分、身体的な異常で」 「今日も見てくれるよね?♡」「勝手に喋るな!!」無理だ。声も表情も、全部制御不能。これは再現じゃない。「適用」だ。 深呼吸、一回。「……まとめるぞ。」一、幻覚ではない。二、この顔は俺が分析したもの。三、今の俺はその顔。……はい、詰み。 問題は一つ。「なんで俺なんだよ。」鏡を見る。向こうも見る。静かに笑ってる。あの笑顔。精密、柔らかい、無駄がない。理想通り。 喉が少し詰まる。「これが答えだとして。」小さく呟く。「好きになるのは、誰だ?」こいつか。それとも――俺か。 鏡は答えない。ただ映すだけ。そしてこいつは、「完璧に見えるだけの存在」。……くそ、完成度高すぎる。 その時、スマホが震えた。視線を落とす。メッセージ。相手は、芸能マネージャーやってる友人。 『まだ起きてる?』『何』即返信。 『ちょっとさ、今考えてたんだけど』『もし“完璧なアイドル”がいたら、どんな感じだと思う?』 「……急だな。」「職業病」すぐ続く。 『売れるやつっているじゃん』『あれって努力じゃなくて、“設計”な気がするんだよね』 指が止まる。ゆっくり顔を上げる。鏡の中の“それ”が、こっちを見てる。笑ってる。計算済みの笑顔で。 『“好かれる条件”全部組み合わせたらさ』『バケモンできると思わない?』 画面を見つめる。数秒。十秒。……返信する。 『それがいたらどうする?』 ほぼノータイムで返ってきた。 『スカウトする』『で、全員に好きにさせる』 スマホを見る。鏡を見る。ズレはない。誤差もない。完全一致。 ゆっくりスマホを閉じる。部屋が静かになる。残ったのは、俺と―「答え」。 「……反則だろ、これ。」小さく呟く。 そして、もう一言。 「しかも……ログアウトできなさそうだな。」 ----------------------------------------- analysis complete... 理想模型建構中… ——解,出來了。 欸嘿,我壞掉的是我自己!? 把「喜歡」這種情感拆成變數 笑容的弧度 視線的溫度 停留時間×反應頻率 這樣就能算出幸福 重播了幾萬次的紀錄 這不是戀愛 只是驗證數據 「可愛」這個現象 一定存在共通參數 如果心動可以被預測 那導出的答案應該只有一個 欸嘿~等等不對吧♡ 鏡子裡這是誰!? 這張臉 精度也太高了吧! 該不會真的被我重現了!? 明明只是單純在推而已 為什麼變成「解」了!? 所有參數完全一致 這就是最優解嗎!? —error / 同步失敗— 這是異常狀態 超出預期 過度運算導致輸出誤差 發聲與行為全部失控 系統無法同步 欸~有在好好看嗎? 不要移開視線啦♡ 剛剛是不是心跳了一下? 我全部都知道喔? 理性開始掉幀 人格逐漸錯位 欸嘿~怎麼可能啦♡ 連自己都在騙嗎!? 這些動作、這些表情 明明全部都是我設計的啊!? 原本是觀測者的我 現在卻成了「最優解」 這種像BUG一樣的展開 是誰寫的演算法!? 這不是別人 是我導出的答案 欸,你會喜歡的 是我……還是「最優解」? 如果完美可以被重現 那「真實」又算什麼? 欸嘿…算了,也可以吧 現在有人願意喜歡我 如果這就是答案 那就繼續扮演這個角色吧 無法登入的人生 雖然還沒修好 但就用這組參數 繼續運作下去吧 user: undefined status: ideal_model locked ----------------------------------- 第1話|登入錯誤:理想解的誕生 凌晨兩點三十七分。房間很安靜。只剩滑鼠點擊聲,還有影片重播的聲音特別清楚。 「……12秒。」暫停,稍微倒回,再播一次。「就是這裡。」手指輕敲畫面。「笑容弧度最剛好。」 打開筆記本第七頁寫下:笑容角度:25~30度(稍微偏左比較自然)。好,資料更新。 先說清楚,我也不是什麼怪人……大概吧。只是稍微,「認真在研究『可愛』而已。」……嗯,這說法聽起來更怪。 但邏輯是通的。「喜歡,應該是可以拆解的。」盯著畫面裡的她。眨眼頻率、聲音落點、表情停留時間。全部都能拆。 「既然這樣,就能重現。」理論上。只要條件全部湊齊。「『可愛』不是感覺,而是結果。」……喔,這句不錯,等等記下來。 關掉影片,伸個懶腰。「今天先這樣吧。」站起來走去洗手台。 開燈的瞬間—— 「……蛤?」停住了。鏡子裡的那個也停住。 不對。「……你誰啊。」 長髮,異常會反光的眼睛,過於平衡的五官。 不是「漂亮」,而是「不容易被討厭的臉」。 往前一步,鏡中的也同步。完全一致。 「……」 抬手,對方也抬。 捏臉,一樣的觸感。 ……好,結論:「不是幻覺。」 那下一題。 「為什麼?」 盯著那張臉。大腦自動開始比對。 眼睛比例 安心感型。 嘴角 好感度峰值區間。 髮長 中間值,接受範圍廣。 整體平衡 「……全中了。」 沉默2秒。再3秒。 結論出現。 「這張臉,我看過。」 ……不對。 「是我設計過的。」 喉嚨發乾。 「……我做的?」 盯著鏡子。 「不對。」 慢慢吐氣。 「是我……變成這樣?」 就在這瞬間 「欸嘿~」 ……整個人僵住。 剛剛那聲音,是從我嘴裡出來的。 但不是我的聲音。 「欸、等等♡」 「等等等等!!」忍不住大叫。 但鏡子裡的「我」,只是歪頭笑了。 完美的笑容。 不,是過於完美。 甚至讓人有點不爽的程度。 「……這個角度。」 不自覺說出口。 「好感度會上升。」 「現在是在分析這個嗎!?」抱頭。 冷靜,整理。 「這應該是某種身體異常 」 「今天也會看我吧?♡」 「不要自己講話!!」 不行。 聲音、表情,全都無法控制。 這不是「再現」。 是「套用」。 深呼吸一次。 「……整理一下。」 一、不是幻覺。 二、這張臉是我分析出來的。 三、現在的我就是這張臉。 ……好,結束。 唯一問題。 「為什麼是我。」 看向鏡子。 對方也看著我。 靜靜地笑。 那個笑容。精準、柔和、沒有多餘。 完全符合「理想」。 喉嚨微微發緊。 「如果這就是答案。」 低聲說。 「那被喜歡的,會是誰?」 是這個「她」。 還是 我? 鏡子沒有回答。 只是映出一個「看起來完美的存在」。 ……可惡,完成度太高了。 就在這時,手機震動。 低頭。訊息。 對方是做藝人經紀的朋友。 『還醒著?』 『怎樣』秒回。 『剛剛在想一件事』 『如果有“完美偶像”,會是什麼樣?』 「……好突然。」 『職業病』 接著.. 『會爆紅的那種』 『我覺得不是努力,是“設計”出來的』 手指停住。 慢慢抬頭。 鏡子裡的「那個」,正看著我。 笑著。 .......用計算過的笑容。 『如果把“被喜歡的條件”全部組合起來』 『你不覺得會做出怪物嗎?』 盯著螢幕。 幾秒。十秒。 ……回覆。 『如果真的有那種存在呢?』 幾乎秒回。 『我會簽下來』 『然後讓所有人都喜歡上她』 看手機。 看鏡子。 沒有誤差。 完全一致。 慢慢闔上手機。 房間再次安靜。 剩下的只有我,和「答案」。 「……這太犯規了吧。」 低聲說。 然後,又補一句。 「而且……看起來也登出不了啊。」