
吐息は白く 夜に溶けてった 乾いた薪がひとつ 歌うように鳴いた 舞い上がった火の粉 手を伸ばしてみる 掴めない光だって 知ってたはずなのに 見上げればそこに 億年の孤独 いつかの誰かが見た 同じ光の粒 名前もない星に 自分を重ねて ちっぽけだって笑う… 声も凍えていた Starlight, firelight わたしを肯定してるみたい 燃えては消える命と 変わらない星空のあいだで 答えなんて探すのも もうやめた ただ揺れる炎に 今を預けてる 心臓が同じリズムで 鳴るのを聞いてた 冷えた指先で 包むマグカップ 立ち上る湯気の向こう 世界が滲んでる 風が木々を揺らし ざわめきが届く わたし以外にもまだ 夜は続いていた 炎の奥にまた 知らない横顔 過ぎ去った日の幻影 優しく揺らめいた 「気のせい」と呟く 灰に落ちる雫 誰にも見られてない そう思っていた Starlight, firelight わたしを肯定してるみたい 寂しいのかも分からず 満たされてる気もしていた 名前のない この気持ちも 燃やしてよ ただ揺れる炎に すべて預けてる 心臓が同じリズムで 鳴るのを許してた 少しずつ熾火になって 熱が遠ざかる 夜明けはまだ来ないでと 願う心さえ静かで Starlight, firelight 世界のすべてだったみたい 最後の火の粉が昇る 永遠と瞬きのあいだで 答えなんていらなかった 思い出した ただ揺れる光が わたしを照らしてた 生きてる.……それだけのことが こんなに静かな夜

