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世界を読む者

[Verse 1] 指先に残る 紙の熱 誰かの願いが 折り目になる 静かすぎるほど 世界は待って 私はそこに 名前を置いた 読めない夜を 重ねるほど 光は小さく 研がれていく 正しい答えじゃ 足りなくて 続ける理由を 抱いていた [Pre-Chorus] 壊さないために 強くなった 奪わないために 選び続けた [Chorus] ひとつ ひとつ 頁がめくれて 世界はそっと 呼吸を思い出す 剣じゃなく 声でもなく 理解という やわらかい力で 下剋上は 終わりじゃない 居場所に 名前をつけただけ 祝福は 拍手じゃなく 静かに 満ちていく [Verse 2] 王の冠も 祈りの形も 文字にすれば 同じ重さで 信じることと 疑うこと そのあいだで 手を結んだ 敵も味方も ほどけたまま 線を引かずに 話をした 勝つためじゃなく 続くために [Pre-Chorus 2] 奇跡よりも 確かなのは 積み重ねた 今日のかたち [Chorus] ひとつ ひとつ 声が重なり 止まっていた歯車が 歌い出す 誰のものでもない未来を 皆で 抱き上げるように 下剋上は 反転して 守るという 動詞になる 祝福は 終点じゃなく 始まりの 合図 [Bridge] 失った頁も 確かにある でも 空白は 無駄じゃない 書き足すための 余白だった 泣いた夜も 黙った朝も 全部 ここへ 連れてきた [Final Chorus] 知は 刃じゃなく 灯りになる 触れれば あたたかい光 名前を呼ばれなくても 役割は もう ここにある 本が好きだと 言えたこと それだけで 世界は動いた 祝福は 声をひそめて 今も 続いている [Outro] 頁を閉じる でも 物語は 歩き出す