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薄明飛行

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V5.5

眠れない空の底で 微かなノイズを集めていた 消えかけた夢の残光が 静かに胸を照らしている 指先を流れる光 名前のない波に溶けて 昨日までの境界線は 遠く霞んで見えなくなる まだ誰も知らない場所へ 心だけ先に走り出す 張りつめた夜の帳 震わせながら 透明な速度に包まれて 夜は光に溶けていくの 身体の奥から放たれた 衝動が未来を描く 途切れそうな記憶さえも ひとつの軌跡へ変わるなら このままどこまでも飛ぼう あなたと手を取り合って 重なった無数の鼓動 夜明け前の風を揺らす 見上げれば黎明の空 新しい色が滲んでいた 言葉にはできないまま 確かな熱だけを抱いて 遠ざかる影の向こうへ 意識は解き放たれて 張りつめた静寂の中で 何かが生まれ続けている 閉ざされた扉の鍵は もう手の中に 透明な速度に包まれて 朝焼けに心溶けてくの 身体の奥から放たれた 衝動が未来を描く 失くしたはずの願いさえ 光の粒子へ変わるなら このまま加速してゆこう あなたと共にその先へ 降り注ぐ無限の残光 境界はすべて消えて あなたと重ねた想い 新しい夜明けに掲げて 透明な速度の中で 世界は静かに回り出す 果てのない光の海へ このまま加速してゆこう