
Summer Lingers✨ 〜じゃがバターの温度〜 -Lyrics- 茜色した西空が 紺色に変わる時刻 熱気の残る 河原の人波 汗ばむうなじ 虫よけの柑橘が香る 少し離れた土手の上 首もとを風がそよぐ 視線の先に じゃがバターの 黄色い文字 パンプスを悔やみながら 手すりに重さを預ける 隣では 背伸びして 恋バナではしゃぐ 少女たち その声で あの夏が重なった 浴衣の六人 夏休み前の計画 サンダルの靴ずれ 忙しく屋台をめぐる 不意に浴衣が 光に染まる すぐに顔を上げる 音が駆け抜け 身体全部を震わせた ざわめきと歓声が 夜を深くする ひゅるひゅるひゅる 大玉がゆっくり上がる 高い位置で 星の粒が一気に広がる 光が目の前に来て ふわっと消える みんな声をださなかった 私をつなぎとめる じゃがバターの温度 地面が少し遠くなる 音と光が混ざりあう 温度を感じる手のまま 音の奥に吸い込まれる 深い紺の空を漂っている オレンジ、緑、鮮やかな青 瞳を超えて広がっていく ふと発電機のにおいがした 生ぬるい手すりの感触 パンプスのまま 土手に立っている 今日の夜空へ 最初の花火が駆け上がる

