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ただいまを言う場所が ひとつあればいい 夜が深くなるほどに 星は数えやすい

V4.5+

黄昏が肩に降りて 灯り始めた通り 買い物ぶくろのパンの匂い くすぐる帰り道 耳を澄ませば 高架下のガタゴト 昨日より少しだけ 速く歩ける気がした 公園のベンチには かじかむ指で描いた 落書きみたいな未来図 風がめくっていく 遠回りだと笑った あの日の私へ 「近道なんてないよ」と 靴でリズムを刻む ただいまを言う場所が ひとつあればいい 夜が深くなるほどに 星は数えやすい 泣き虫な影法師 背中で揺れても ギター抱えたこの声で 明日を呼べる 信号が青に変わる ため息よりも早く 背伸びした靴擦れは もう痛くないから 遠くで犬が吠えて 月が笑い転げる そんな取るに足らない 景色さえ歌になる ただいまを言う場所が ひとつあればいい 夜が深くなるほどに 星は数えやすい 転んでも泥だらけ 手のひら開けば 小さな光 まだ消えちゃいない ただいまを言う場所が ひとつあればいい 夜が深くなるほどに 星は数えやすい 転んでも泥だらけ 手のひら開けば 小さな光 まだ消えちゃいない