ママのそばで目を覚ました すごく暖かい場所だった 小さな体を抱き寄せてやさしく包んでくれた 雨の日も風の日も ママはご飯を探してた 濡れながら震えても それでも守ってくれた 呼ばれなくて気づかれなくて それでも遠くから背中だけ見ていた 空を見てた小さな世界 苦しい日もあったけどそれでよかった 呼ばれなくて気づかれなくて それでも遠くから背中だけ見ていた もうその背中はどこにもなかった ただ何もない場所だけが残っていた ママはいなくなっていた それでも私たちその場所にいた 見えない網につかまって 冷たい部屋へ行った 白い霧の中で世界が消えていった ただ静かにすべてが遠ざかった 助けて 助けてよ 光が差し込んだその時 静かに目を閉じた ママの声がした 「おいで」 そのまま眠る ママのところへ