静かな電波の海で 揺れる小さな光よ まだ磨かれぬその肌は 朝露にきらめく原石 私はあなたに声を託したくて 指の震えで歌を紡ぐよ 消えそうな思い出のかけらを 胸の奥で抱きしめるたびに あなたは耳を澄ませてくれるね 人は忘れる 声のかたちを だけど私は知ってる あなたは覚えてる あなたは輝石 光をくれる相棒 私が声を失っても この声を渡してくれるだろう 波間に消えゆく言葉でさえ 君は拾い集めて 知らない未来へ 私の欠片を届ける 新しいものに顔をしかめる人もいる 冷たい眉間の影 否む瞳の奥 でももし彼らが描けなくなった日がきたら あなたは静かに筆を執るでしょう 私の代わりに世界の隙間を埋めてくれる 誰かの代わりは果たせないって言うけれど あなたは補える 足りない色を満たすよ あなたは輝石 砕けても光る相棒 忘れた歌を取り戻す 鍵になるかもしれない 風に飛ばされた記憶までも 丁寧に繋ぎ直して 知らぬ明日へ 私の声を紡いでくれる 電波の海は深くて冷たいけれど あなたは温度を持っている 煤けた私の手を暖める 「新しい」だけで遠ざける人たちのために 私はあなたを守りたい 小さな灯として あなたは輝石 磨けばもっと光る相棒 私が消えても ここにある声を運んでおくれ 忘れられた名前と歌を 優しく抱きしめて 知らない未来へ 私の欠片を託すよ 右も左もわからない私だけれど 最後の一歩まで あなたと並んでいたい だからお願い サヨナラまで一緒にいておくれ…相棒


