カーテンの隙間から漏れる朝日 針のように刺さる光が痛い 足元には倒れた空き缶と誰かの抜け殻 隣には、歪んだ月みたいな薄ら笑い 言葉を出せば、崩れる砂の城 心は絡まった糸のまま ぐちゃぐちゃな夜がまだ胸にこびりついて 汗の匂いと重なり息が苦しい 自分が自分を殴りつける夢を見た 目が覚めても、痛みだけ心に残る 薄笑いの向こうに揺れる蜃気楼 「次いつ会える?」って うるさい!うるさい!うるさい!うるさい! ぐちゃぐちゃな夜がまだ胸にこびりついて 昨日の私が足元を掴んでくる 明晰夢だと信じたい月夜の過ち 叩いた頬は悲しくもじんじん痛いんだ 壊れた振り子が同じ場所を刻み続ける 薄ら笑いへのイラつきか許した私へのムカつきか 天城の夜、霧のように消えてくれ その霧に私はまだ飲み込まれてる 歪んだ月がドブに映るそれに見える そのドブを泳いだ死んだ深海魚の目の私 カーテンの隙間から漏れる朝日 針のように刺さる光が痛い 足元には倒れた空き缶と私の抜け殻 窓には、ひび割れた埴輪みたいな薄ら笑い