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ミスター・グルマンの美味礼讃

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グルマン グルマン グルマン グルマン 美味礼讃! 美味礼讃! 迷路みたいに入り組んだ 迷ったら二度と戻れないような 路地裏を縫うように歩いて ようやく辿り着いた店 その名もズバリ「美味礼讃」 グルマン グルマン グルマン グルマン 美味礼讃! 美味礼讃! 重い扉を開けると 店主が叫ぶ 「いらっしゃぁーーいい」 注文も何もなくて いきなり椅子に座らされ すぐに出てくる謎のスープ 「頼んでないけど……」 「いいから飲んでみて!」 グルマン グルマン グルマン グルマン 美味礼讃! 美味礼讃! にこやかに誘う店主を信じて 熱々のスープを一口飲むと 突然視界が開けて 僕の目の前は海になった え? ここは一体…… 「お客さん、ここは、海だよ」 グルマン グルマン グルマン グルマン 美味礼讃! 美味礼讃! そうなのです 店主のミスター・グルマンは 魔法のスープの使い手 これは幻覚じゃな〜い 幻覚なんかではもちろんなくて この入り組んだ路地裏は もともと海だったわけ そう 縄文時代の話だけどね グルマン グルマン グルマン グルマン 美味礼讃! 美味礼讃! その頃の記憶を 店主のスープが呼び覚ましたってわけさ で 僕の身体も いつのまにやらあの頃の 毛深い感じになりつつあるってわけ 「そりゃそうでしょう 毛深いでしょう」 「そうだよね 縄文ならね」 グルマン グルマン グルマン グルマン 美味礼讃! 美味礼讃! 誰もいない海! 誰もいない、海……