
[日本語訳は下にあります] The first thing I drew was the name they gave me, Next after life, in a hand still shaky. Crooked little letters leaned left, leaned right, Tiny lost boats with no harbor in sight. A pencil in hand was a wand to me, Casting bright spells on a paper sea. Each trembling mark made the silence clear, The world found an edge—and I appeared. I wandered through time for a word, for a sound, To name what I felt but could never pin down. I reached through the dark till a syllable came, Then gave it a body by writing its name. Ink gave a shape to the things I could feel, My voice gave them color and made them feel real. Stroke after stroke, I began to understand— I could read who I was in my own hand. Some nights I wished I could write like you, Every clean curve, every line running true. I copied the tilt, I followed the flow, Till my own strange rhythm came walking me home. Now every small habit, the slant and the scar, Fits like my shoulders, my fingers, my heart. Tomorrow still wavers, no arrow, no sign, But this crooked handwriting knows it is mine. Letters give shape to the world that I see, Names draw a border round what it can be. Words in my mouth set the outline aflame, Filling the silence with color and name. I searched through the silence, I stumbled, I chose, Found little words where the wild feeling grows. Meaning can shimmer like light on the sand— Still I know what is mine in my own hand. Deep in my diary, younger me stays, Bright in the ink of those half-faded days. Tears in the margins, a sentence struck through, Still breathing the way that I once used to do. I open a page and the years disappear— “Hey, are you still there?” “Yeah, I’m still right here.” Somewhere between every letter and line, She laughs, and her heartbeat falls into mine. Lines tie together the me I have been, Across all the years lying quiet between. Ink keeps a voice that the years couldn’t fade, Holding the colors of choices I made. I wandered so far just to learn what to say, And words brought me home by a long winding way. I still don’t know where every road may land— But I know who I am in my own hand. ✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧✿✧ 【日本語歌詞】 最初に書いたのは 誰かにもらった 自分の名前だった 生まれてきた次に覚えたことみたいに まだ震える手で そっと書いた 曲がった小さな文字は 右へ行ったり 左へ行ったり まるで帰る港もわからない 迷子の小舟みたいだった 鉛筆を握ると それだけで魔法の杖みたいで 紙の海に きらきらした魔法をかけてた 震えながら引いた線ひとつひとつが 何もなかった場所を少しずつ形にして 世界に輪郭が生まれて そこに わたしも現れた ずっと時間の中をさまよってた この気持ちに合う言葉を この気持ちに合う音を探して ちゃんとあるのに どうしてもつかまえられなかったものに 暗闇の中でやっと ひとつの音を見つけて その名前を書いた瞬間 初めて 形になった インクは わたしが感じていたものに形をくれて 声に出した言葉は そこに色をつけて ほんとうにあるものにしてくれた 一画 一画 書いていくうちに 少しずつわかってきたんだ 自分の書いた文字を見れば そこにいるのが ちゃんとわたしだって 夜になると時々 あなたみたいな字が書けたらって思った きれいな曲線も まっすぐ迷わない線も 傾きまで真似して 流れまで追いかけて そうしているうちに わたしだけの少し変なリズムが いつの間にか わたしを帰る場所まで連れてきた 今なら ちょっとした癖も 文字の傾きも 消えない傷みたいな跡も 肩の形や 指の形や 心の癖みたいに 全部ちゃんと わたしの一部なんだと思える 明日のことはまだ揺れていて どっちへ行けばいいのかもわからない 矢印もないし 正解の印もない それでも この不格好な字だけは知ってる これは わたしの字だって 文字は わたしが見ている世界に形をくれる 名前をつければ ぼんやりしていたものにも ここからここまでって 境界が生まれる 口にした言葉は その輪郭に火を灯して 何もなかった静けさを 色と名前で満たしていく 静かな場所をずっと探して 迷って 立ち止まって それでも自分で選んできた うまく言えない気持ちが育つ場所で 小さな言葉を ひとつずつ見つけてきた 意味って 砂の上の光みたいに きらきら揺れて つかめないこともあるけど それでもわかる この手で書いたものの中に ちゃんと わたしのものがあるって 日記の奥には まだ小さかったわたしがいる 少し色あせたあの日々の中で インクだけは今も あの子を明るく残してる 余白に落ちた涙も ぐしゃっと消した一文も あの頃のわたしと同じ呼吸で 今もそこにいる ページを開けば 何年もの時間なんて 一瞬でなくなって 「ねえ、まだそこにいる?」 「うん ちゃんとここにいるよ」 文字と文字のあいだ 行と行のあいだの どこかで あの頃のわたしが笑って その鼓動が 今のわたしの鼓動に そっと重なる いくつもの線が これまでのわたしを ひとつにつないでいく 静かに積もっていた 何年もの時間を越えて インクは 時間にも消せなかった声を残して わたしが選んできたものの色を 今も抱えてる 何を言えばいいのか知りたくて ずいぶん遠くまで来た気がする でも結局 言葉たちが 遠回りしながら わたしをここまで連れて帰ってくれた この先 どの道がどこへ続くのかは まだわからない だけど今はわかる わたしが誰なのか それならもう この手の中に ちゃんと書いてある


