
9.【眠れる村ノアニール ~エルフの呪いと目覚めの鈴~(Horror Mix)】
[Verse 1] 鬱蒼とした森を抜けた先 佇む小さな村ノアニール 昼下がりだというのに 人々が生気を失い、道端で凍りついたように深い眠りに落ちている 「まるで村中(むらじゅう)が、死んだように眠っているようだねぇ……」不気味に眉をひそめるガルダ 「経済活動の観点から見れば致命的な損失ですぞ……! このままでは村のすべてが腐り果てます!」青ざめてソロバンを弾(はじ)くブラハム 「ねぇ、みんなの目から光が消えてるよ……。まるで操り人形みたいで、ちょっと怖くなってきたなぁ」笑いながらもゾッとするシェリィ [Pre-Chorus] 屋敷の陰から這い出るように、よろめき現れた死人のような村の長老 「助けてくれ……村の者は皆、終わらない悪夢に囚われている……」 西の森のエルフの隠れ里から、禁忌の秘宝を持ち帰って以来、 静かな村を底なしの闇へと引きずり込んだのは、 決して覚めない「エルフの呪い」の処刑台だった――! [Chorus] 甘美な狂気の旋律とともに這い寄る、 精神を蝕む悪夢の「ラリホー」の呪縛 「眠らせた張本人どもを叩き起こし、その悪夢を断ち切ってやる!」 冷たい泥沼に沈む人々を見捨てるな 不気味な静寂を切り裂く、血を凍らせるような新たな決意! 父の背中を追う孤独な勇者の足取り ――エルフの呪いの深淵が潜む 「夢見る洞窟」へ今すぐ駆け出せ! [Verse 2] 狂気を孕んだ紫色の瘴気が満ちる、幻惑の「夢見る洞窟」 頭を掻きむしりたくなる甘い旋律、鉛のように重くなるまぶたに抗う一行(いっこう) 「気力を抜いたら、そのまま魂が肉体から剥ぎ取られるぞ……!」大剣を杖に血走った目を見開くガルダ 「……ねぇ、暗闇の向こうで誰かが呼んでるよ? 空の上じゃなくて、冷たい海の底みたいなの……」青白い顔で震えだすシェリィ 暗がりで虚ろにうなずく、異様な小人のような羽のエルフの子供たち、その絶望の源へ狂乱の足で急ぐ [Bridge] 正気を奪う巨大な茨の怪物、空間を歪めて放たれる強烈な眠気の波動 「永遠の悪夢の底で、永遠にその肉を朽ち果てさせよ……!」 意識が濁りゆく絶体絶命のピンチを越えて 甘美な絶望の旋律とともに降り注ぐ、 逃れられぬ「ラリホー」の呪縛 幻惑の闇を切り裂く、狂おしいほどの勇者の閃光! 「僕たちがノアニールの村を、この悪夢から救い出すんだ……!」 父の背中を胸に、死線を越えた強い意志が、奇跡の呪殺剣撃を呼び覚ます――! [Final Chorus] 耳元で狂ったように木霊する、 抗えぬ「ラリホー」の呪縛の残響 崩れゆく怪物の残骸の向こうに掴み取った、狂おしいほどに淡く冷たく光る「めざめのすず」 血塗られた幻影を振り払い急ぎ足で戻った村の中心で、魂を揺さぶるように高らかに鳴らされる澄んだ鈴の音 チイイイーン……と冷徹に広がる波紋が、村を包み込んだエルフの呪いの黒い靄を容赦なく引き裂いていく 「私……私、いったいどれほどの悪夢を見ていたの……?」 血の気を失い、次々と恐怖に怯えながら目を覚ます村人たち その異様な光景を背に、どこか冷たい笑みを浮かべ、闇の中へと笑顔で消えていくエルフの子供たち 「ひゃあ、怖かったぁ! でも宿屋も道具屋も再開すれば大繁盛ですぞ!」 冷や汗を拭いながら強がるブラハム 「やれやれ、背筋が凍るような大冒険だったねぇ」 乾いた笑みを浮かべる戦士ガルダ ――恐ろしい呪いの底を抜け、不気味な光と日常を取り戻した 勇者(ゆうしゃ)一行(いっこう)は、さらなる狂気に満ちた世界の秘密へ、静かに旅立っていく!

