
[Intro] [Soft Piano] [Ambient Pad] [Long Reverb] 痛かった。 そう思った記憶だけが残ってる。 今はもう 何も分からない。 [Verse 1] 鏡の中の僕は 今日も同じように笑っていた ちゃんと歩いて ちゃんと息をして だから たぶん壊れてはいないんだろう 言葉は耳に届く 意味だけが届かない 誰かと話していた気がする 誰だったかは 思い出せない [Pre-Chorus] 苦しみは いつの間にか理解を越えて 心は悲鳴をやめた 壊れたわけじゃない 必要なくなっただけ [Chorus] 苦しみが理解を越えたとき 人は 自分の隣に立つことがある 泣いている誰かを見て 「あれは僕だったらしい」 そう思うだけ 助けようとも 抱きしめようとも思わない もう 感情には 届かないから [Verse 2] 朝になれば起きる 夜になれば眠る 今日も同じ一日だったと 誰かが記録していく 嬉しい 悲しい 苦しい 昔は違いがあった 今は全部 名前のない音になった [Bridge] 「最近どう?」 そう聞かれたから 「大丈夫」 そう答えた 嘘じゃない 本当に分からないだけ 期待もしない 失望もしない 心は何も選ばない 選べるほど 残っていないから [Chorus] 苦しみが理解を越えたあと 残るのは 絶望じゃなかった 静けさだった 何も感じないまま 何も望まないまま 僕は今日も 僕という役を続けている 少し離れた場所から その人生を見届ける 拍手もない 涙もない 終わりを待つわけでもなく 始まりを信じるわけでもなく ただ 透明になった僕が 透明な僕を 眺めている [Outro] [Soft Piano] [Ambient Wind] 「大丈夫?」 頷いた。 たぶん 僕だったんだと思う。 確信は もう どこにもない。


