
【Aメロ】 チャイムが鳴って ドアを開けたら そこに立っていたのは いつもの君じゃなく 後輩のギャル 「先輩、今日いないんですか?」 なんて軽いノリで 勝手に溜まり場にされてるし 「あれ? 一人?」 「おじゃましまーす」 勝手に冷蔵庫を開けて 勝手にソファに座って 漫画をめくる そんな姿にも ……不思議と もう慣れてきた自分がいる 【Bメロ】 もうベッドに転がりマンガ読んでるし 「これ面白い。止まらない。」 ああ無防備だ。 (見えてるしー) そのとき ガチャリ、と ドアが開く 「おじゃまー……」 そこで 動きが止まる 入ってきたのは いつもの君 後輩ギャルを見る 僕を見る そして 小さく呟いた 「……ああ、そういうこと。」 「え……?」 頭が真っ白になって 言葉が出てこない 【サビ】 「じゃあ、帰るわ」 「いや、待って……!」 そう言いかけた でも 足がすくんで 動けない ドアの向こうへ 消えていく君 「……ごめん」 後輩ギャルも 小さく呟いて 静かに部屋を出ていった バタン、と 冷たく響く ドアの音 【Cメロ】 ひとりになった 薄暗いワンルーム 開いたままの冷蔵庫 読みかけの漫画 さっきまでの笑い声が 嘘みたいに消えている 何がどうして こうなった? 分からない ……いや 分かっていたのかも。 ああ、やっちまったのか? 【アウトロ】 ああ どうすればいい 頭を抱えて 床に崩れ落ちる 今日は マンガどころじゃないって いつもなら 笑えるのに 今は 何も考えられない ……ああ でもやっぱり マンガどころじゃない

