
[Verse 1] 土煙が 頬を汚す 折れた槍が 足を止める 誰かの指が 空をさして 声の先だけ 青ざめていた [Verse 1B] 瓦礫の峰の その上に 黒と緋の裾 風を払う 冷たい瞳 こちらを抜いて まぶたさえも 退屈そうだ 杖があがる 頭上の紋が 噛み合った [Chorus 1] 見上げた先は、災厄 円陣ひとつで 大地が黙る 剣も号令も 届かぬうちに 隊列ばかり 崩れていく 冷たい瞳が こちらを貫き 退屈そうに 戦は終わる [Verse 2] 天蓋の輪が 火を垂らし 砦の影が 底へ沈む 戦友の兜が 音なく割れて 砂と血肉だけ 頬に残る [Verse 2B] 旗を掲げた 腕が止まり 祈る口元 形を失う 彼女はただ 杖を支えて こちらの名など 数えていない 空が鳴って 輪の中心が 裂ける [Chorus 2] 見上げた先は、災厄 幾重の紋が 空を塞ぐ 盾も祈りも 遅れたままに 兵の影だけ 短くなる 冷たい瞳は 一度も逸れず 退屈そうに すべてを消した [Bridge] 頭上を埋める 幾百の輪 星図のように 戦場を覆う 誰も名前を 呼べぬまま ただ杖先だけ 見失えない [Final Chorus] 見上げた先は、災厄 幾重の紋が 空を閉ざす 剣も祈りも 意味を失い わたしたちだけ 地に伏せた 冷たい瞳が 一度きりまたたき ひとりの令嬢が 戦を終えた

