[Verse 1] 何日か前に ひとつだけ 言葉を流す 場所を開いた 胸の中に 溜まっていたもの 出し方のわからない 思いたちが 一度外へ あふれ出したら これも出したい あれも見せたい 開いた窓から 飛び出すみたいに 心のかけらが 並びはじめた [Pre-chorus 1] 小さな画面の 向こう側に 知らない誰かの まなざしを感じて 「いいね」のしるしに うなずきながら 私の中の 扉がひらいた [Chorus] でもある日 ふいにその部屋は 鍵をかけられ しん…と静まった 積み上げたものが まるごと消えて 胸のどこかが ぽっかりしたけれど 全部消えたから 見えてくる 本当に 残したい形 最初からまた 組み立てていける そんなチャンスを もらったのかもしれない ――― [Verse 2] 予約した たくさんのつぶやき 空っぽのまま 長く眠っていた つながっていた もうひとつの部屋のせいで その場所じたいが 止まってしまった 「えっ?」とつぶやく 私の前で 浮かんだ言葉が さら地になった でも試行錯誤を くり返していた あの日々ごと 白紙に戻っていく [Pre-chorus 2] 形が見えかけた その時に すべてをいったん リセットされた それはきっと ただの終わりじゃなく もう一度選ぶ 「始まり」なのかも [Chorus] できるだけ たくさんの作品を 外の世界へ 送り出したい 「出すほどじゃない」と しまいこんだ 小さな光を 並べなおしたい ただ自分だけが 楽しくて 誰にも見せないつもりだったけど 本当はどこかで ずっと前から 誰かの目にも 触れてほしかった ――― [Bridge] 眠っている歌や 絵や言葉は 失敗じゃなくて 息をひそめた星 見せなくたって たしかにそこに 存在してきた 小さな宇宙 それでも今は 思うようになった 閉じた引き出しの 奥じゃなくて 誰かの心の 届くところに そっと並べて 休ませてあげたいと ――― [Final-Chorus] 昨日書きたかった いくつものことは 大きな出来事に 消されてしまったけど また最初から 始めることで むしろすっきりと 歩き出せる気がしてる さら地になった この場所だからこそ これまで身につけた すべてを使って 前より整った ひとつの庭を ゆっくり時間をかけて 育てていける そう思える今が なんだかうれしい 「ああ よかった」と そっとつぶやく 新しい一歩を 踏み出すたびに 見えないどこかで 扉がひらいていく