
🐾光る水の目薬 むかしむかし、山あいの小さな村のそばに、夜になると青白く光る不思議な泉がありました。村人たちはそれを「月の雫の泉」と呼び、誰も近づこうとはしませんでした。泉には月の精霊が宿り、悪い心を持つものを映し出してしまうと言われていたからです。 その村に「ミオ」という灰色の子猫がいました。ミオは生まれつき目が弱く、昼は眩しすぎて外に出られず、夜の散歩もぼやけた世界しか見えませんでした。それでも花の香りや風の音で世界を感じ、いつか満天の星をちゃんと見たいと夢見ていました。 ある晩、ミオは夢の中でやさしい声を聞きました。「月の雫の泉で顔を洗いなさい、きっと見えるようになるでしょう」。目覚めたミオは勇気を出し、村はずれの森を抜けて泉へ向かいました。泉は月光を吸いこんだように輝き、表面には小さな光の粒が踊っていました。 ミオがそっと顔をつけると、冷たさのあとにふわりと温かい光が目にしみ込みました。目を開けると、これまでぼやけていた世界が鮮やかに見えます。木の葉の模様、羽音の細かい動き、夜空に散らばる星たち…すべてが初めてのように美しかったのです。 ところが、泉の精霊は言いました。「ただし、この水は月の力。あなたの目はこれから夜になると光を宿し、暗闇を照らすでしょう。それは恵みでもあり、役目でもあるのです」。 それからミオの目は夜ごと小さなランタンのように輝き、森の生き物たちや迷った旅人を導く灯りとなりました。誰かが困っていると、その光が先に道を示し、安全な場所まで連れて行くのです。村の人々はミオを「月の瞳の猫」と呼び、いつしか泉は「光る水の目薬」の伝説として語り継がれるようになりました。 そして今も、満月の夜に森を歩くと、どこからか小さな光の目がこちらを見つめ、迷う者を導いてくれる…そんな言い伝えが残っているのです。 ******************** 【キラリン☆ねこのひみつ - 光る水の目薬エンディングテーマ】 【verse1】 きょうも森で こっそりパトロール しっぽピコピコ 目がぴかぴか ひみつの泉で 顔をジャブジャブ みんなにナイショの 光るひみつ 【bridge】 迷子のリスも 泣き虫のカエルも キラリンの光で にっこり笑顔 【chorus】 キラリン☆ ぼくの目が光る まるでお月さまの ちっちゃな灯り キラリン☆ 夜道もへっちゃら きょうもドジして 笑ってにゃん! 【verse2】 ねこじゃらし揺れる 小道をダッシュ おにぎりひとつ 落っことしたけど 泉のきらめき ポケットにひとつ あしたの冒険 準備OK! 【bridge】 すべてのなぞも ちょっとおあずけ 光る目しばたたき しっぽでハート 【chorus】 キラリン☆ ぼくの目が光る 君の笑顔まで そっとてらして キラリン☆ どこへでも行ける みんなで一緒に 笑ってにゃん! 【outro】 ほらね 明日も きっと晴れるさ 光る水の目薬 不思議なねこの歌 にゃんにゃんにゃん♪

