
見えない海のそばで
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V5.5
[Verse 1] 国際展示場から乗り込んだ 大きな紙袋を抱えた人 今日という日を忘れないように 少しだけ笑って窓を見てた 東京テレポートの観覧車は 遠くで静かに回り続ける 誰かの記念日を照らす光は 名前も知らない僕にもきれいだった [Pre Chorus] 同じ車両で揺られても 同じ人生じゃないから 隣り合う数分だけ そっと世界が重なった [Chorus] りんかい線は今日も走る いくつもの物語を乗せて 言葉も交わさないままで 誰かの大切な夜を運ぶ 品川シーサイドの灯る窓も 天王洲アイルの静かな水辺も 僕のものじゃない景色なのに なぜだか少し懐かしい [Verse 2] 眠そうなスーツにイヤホンの音 スーパーの袋を提げた人 スマホ越しに笑う横顔にも 帰る場所がちゃんとあるんだろう 窓に映るのは夜景じゃなくて 黒いガラス越しの自分の顔 見えない海の近くを走って 見えない想いばかり増えていく [Bridge] きっとこの列車のどこかには 恋が始まった人もいて 何かを終わらせた人もいて 明日を少し怖がる人もいる [Final Chorus] りんかい線は今日も走る いくつもの明日を乗せて 観覧車もビルの灯りも 静かに後ろへ流れていく そして僕は大崎で降りる 見慣れた改札 いつもの街 特別なんて何もないけれど 今日だけ世界は少しだけ広かった 見えない海のそばで 今日もたくさんの夜がすれ違う 誰かにとって忘れられない日と 誰かにとって変わらない今日 そのひとつに僕もいたこと 大崎の改札で、ふと思った


