[Verse 1] 夜になると 街の名前が変わる 見慣れた道が 少しだけ遠くなる 看板の文字が 読めない言葉になって 誰かの笑い声だけ 角を曲がっていく 自動ドアが 誰もいないのに開く 店の奥から 古い音楽が聞こえる 壁に掛かった 時計を見上げたら 針が二本とも 違う方向を向いていた [Pre-Chorus] ここはどこだろう そう思った瞬間 知らない声が 「遅かったね」と言った [Chorus] 時計の針が 知らない時間を指している 昨日でもなく 明日でもない 君に会える気がして 僕はそのまま歩いていく 時計の針が 知らない時間を指している 世界は何も 変わらない顔で 僕だけ知らない 時間の中にいる [Verse 2] 交差点には 人が溢れている なのに誰ひとり こちらを見ない ショーウィンドウの 古い写真には まだ会ったことのない 僕が写っていた 名前を呼ばれて 振り返る そこには誰も いなかった ただ足元に 白い紙が一枚落ちていた そこには―― 「明日は来ない」 [Bridge] 笑ってしまった そんな馬鹿な話 そう思ったのに 遠くで誰かが 時計を止める音がした [Final Chorus] 時計の針が 知らない時間を指している 戻る理由も 進む理由もない それでも僕は 君の声を探している 時計の針が 知らない時間を指している そして僕は 気づいてしまった この街で 時間を失くしたのは 僕のほうだった。