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三分の故意

V6

[Intro] [Instrumental Break] [Verse 1] あの日 時計が三分(さんぷん)遅れて 閉まる扉を見送った 隣であなたが笑ったとき 腹立たしさまで甘くなった 「たまたま」を嫌う私だから あなたの名前は先に聞いた 運命と呼ぶほど安くはない 欲しいと決めたのは私 [Chorus] 選んだのは私よ 三分(さんぷん)遅れの針じゃない あなたの襟に触れた指は 誰の命令(めいれい)も受けていない 美しいものを欲しがるたび 私の影は濃くなってゆく 偶然が扉を開けたって そこへ踏み込んだのは私 [Verse 2] 昨夜(ゆうべ)あなたは私の時計に 三分(さんぷん)の遅れを見つけて笑った 「まだ直さないの?」と言って 素直な顔で眠ってしまった 正しさなんて好きじゃないけど 針を合わせた途端に消えそうで あなたの寝息を数えながら 私は時間を飼っていた [Instrumental Break] [Bridge] あなたが眠っているあいだ 私は時計に罪を着せた 「その三分(さんぷん)を返しなさい」 何も奪われていないくせに 「私が選んだ」という声が 針の音より頼りなかった [Final Chorus] 選んだのは私よ 時計の針を直した朝に わざと三分(さんぷん) 遅れて行く あなたが待っている改札へ 美しいものを欲しがること もう偶然のせいにはしない 扉が閉まるその寸前に 今度の偶然は私が起こす [Ending]