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紀伊・太田の物語E

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V6

[Spoken Intro - spoken] **何気ない朝 駅に立つたび** **ふと思うのです** **このあしもとに** **いくせんねんの 物語が** **眠っているのだと** [verse1] 駅を出れば いつもの道 ビルのはざまに 埋もれた声 にせんよんひゃくねんの 昔から 紀の川運ぶ 命の土 ああ 水は忘れない この町の 始まりを [verse2] とらいのわざを持つ人々が 水路を引いて 田をひらく 「大きな田」と 名づけられ おおだの里と なりました にちぜんぐうの 神まもる しろがひとつ 築かれて ああ 水は忘れない この町の 育ちを [Interlude - セリフ] げこくじょうの 世となりて おおたさこんが 立ち上がる ほりに囲まれし 村人は 鉄砲とりて 家族を守る それは遠い日の話ではなく 今の私たちに つながる話 [verse3] 十万の兵が かわを越え 五千の声が 迎え撃つ つつみを築かれ 水にうかぶ 孤島となりし 我らのしろ ああ 水は忘れない あの日の 叫びを [Key Change - 転調 -verse4] 四月の雨に つつみは崩れ 最後の力 振り絞る 五十数人の 命と引き換えに 残るすべての 命を守った 差し出した その命が 繋いだ 明日の この町を ああ 水は忘れない 今日という日を [Outro] 流れる水よ 語り継いでゆけ 何度沈んでも また芽吹くと 駅にむかって 歩くこの朝も あの日の続きを 歩いている ああ 水は忘れない ああ 水は忘れない