月が届けてくれる淡いひかりは だれにもやさしくふりそそぐ 僕らが眠る街を 今夜もかわらず 深く強くつつみこんでく あの遠くてさみしい 場所に 五十年もまえにアポロは 降り立った いのちをかけた旅行 ゆめとひきかえの切符 なんだかロマンチックだね 生まれてから今まで歩いた距離を 何倍したら届くだろう まるで哲学や真理みたい 手につかめるようで 遥か遠い 月が届けてくれる淡いひかりは だれにもやさしくふりそそぐ 僕らが眠る街を 今夜もかわらず 深く強くつつみこんでく 流れる星も月のひかりには 遠慮するみたいに埋もれて消える 眩しすぎない そのほのかな光は ずっとずっと抱きしめてくれる 生まれてから死ぬまで見る夢のすべてを 何倍したらつりあうだろう まるで結末をたぐるように 手につかみたくても 幽かとおく 人が迷いわかれる傷つくときも 変わらずやさしくふりそそぐ 僕らがこぼす涙 いつもかわらず 深く強くつつみこんでく 月が届けてくれる淡いひかりは だれにもやさしくふりそそぐ 僕らが眠る街を 今夜もかわらず 深く強くつつみこんでく 月の届けてくれる この光は だれの悲しみにもふりやまない 僕らの生きる街を 毎夜かわらず 照らす弱く繰り返していく


