[Chorus 0] カレーでいい いや カレーがいい 腹が決めたなら 逆らう理由はない 湯気の向こうで 米が待っている 今日という日は もうこれでいい まずはひと口 話はそれからだ [pause for a beat] [Verse 1] 昼をずいぶん 過ぎてしまった 気づけば腹が 静かに怒ってる さて何を食う 麺か 魚か 考えるほどに 答えは遠ざかる そんなところへ 漂う香り 炒めた玉ねぎ 香辛料の気配 なるほどそうか 今日はこいつか 腹の会議は あっさり閉会 [Pre-Chorus 1] 白い皿には 山盛りの飯 その隣には とろりと茶色 福神漬(ふくじんづ)けまで 赤く控えてる よし 布陣に抜かりなし [Key Change] [Chorus 1] カレーでいい いや カレーがいい 最初のひと口 これは正解だ ほろりと崩れる 大きなじゃがいも あとから辛(から)さが 追いかけてくる うん 今日の俺には これだった [pause for a beat] [Verse 2] いきなり全部 混ぜるのは違う まずは境目を 少しずつ攻める 米だけひと口 ルーだけひと口 そして両者を ここで合わせる 肉は最後に 残す手もある いや待て 温かいうちが旨い スプーンを止めて しばし考える こんなことでいい 食事とは自由だ [Pre-Chorus 2] 辛(から)い 旨い また飯が欲しい 飯を足せば 今度はルーが欲しい 終わらないぞ この追いかけっこ これは危険な 黄金比だ [Key Change] [Chorus 2] カレーがいい やっぱりカレーがいい 汗をかくほど 食欲が走る にんじんの甘さ 肉の旨み 全部まとめて スプーンに乗せる うん 考えるな 今は食べよう [pause for a beat] [Verse 3] 半分を越えた 皿を見つめる さっきの勢いが 少し惜しくなる 始まりがあれば 終わりも来るか 当たり前なのに 妙に寂しい 端に残った ルーを集めて 米粒ひとつも 逃さず拾う こういう最後が 大事なんだよ 誰に言うでもなく ひとりうなずく [Bridge] 豪華じゃなくていい 珍しくなくていい 腹が減ったとき 目の前にあって 温かくて ちゃんと旨い それだけなのに どうしてこんなに満たされる 食事ってやつは 案外 偉大なものだな [Pre-Chorus 3] 残るひと口 スプーンですくう 名残惜しさまで まとめて食べる 水をひと口 静かに飲んで よし これで締めよう [Key Change] [Chorus 3] カレーがいい 今日もカレーがいい 空っぽの皿が 何よりの答え 辛(から)さの余韻が まだ舌に残る 腹の底から ようやく落ち着いた ごちそうさま いい昼だった [pause for a beat] [Big Finish] カレーでいい いや カレーがいい 迷った時間も 全部忘れた 肉も野菜も 米もルーも ひと皿の上じゃ みんな主役だ 明日のことなら 明日考えよう 今は満腹 それで十分だ [Outro] 店を出たなら 風が少し涼しい さて どこまで歩こうか ……いや 食べすぎたな [End]


