Song Cover Image

天国の一日

+ Show full styles
V6

[Verse 1] 朝です 今日も出勤 家が遠いので 乗り換え二時間 「ちょっと遠いですね」 地上では 四年と二か月 八時間働いて 十六年と八か月 昼休みは一時間 二年と一か月 「休憩はちゃんと取ってください」 トイレに五分 戻ってきたら 二か月たってる [Chorus] 天国の一日は 地上の五十年 「ちょっと待って」 「すぐ戻る」 「また明日」 全部 本当です 今週の金曜日 会社の飲み会 月曜から数えたら 二百年後 それでは今日も 定時で帰りましょう [Verse 2] 午後三時までなら 翌日配送 「早いですね!」 届くころには 五十年後 二日かかったら 百年後 受け取る人は ひ孫かもしれない お菓子を開けて 「あとで食べよう」 一時間 机に置いた 二年と一か月 開けっぱなし 車の修理は 一週間 「すぐ直りますよ」 三百五十年後 代車はもちろん 無料です [Chorus] 天国の一日は 地上の五十年 携帯の電池が 一日もたない 「最近のスマホは 本当にダメですね」 一回の充電 ほぼ五十年 二年契約? 三万六千五百年 それでも途中解約には 違約金がかかります [Verse 3] 「今日で付き合って 百日だね」 五千年記念日 「まだお互い 知らないことばかり」 そして隣では 「僕 独りになって一年です」 一万八千二百五十年 「まだ次の恋は ちょっと早いかな」 賃貸契約 二年間 三万六千五百年 十年乗った 中古車 十八万二千五百年 「まだまだ走れます」 [Bridge] 会食の最後 「それでは社長から 一言お願いします」 社長が立つ 「手短に話します」 三十分後 地上では 一年が過ぎていた 受付に行けば 「お待ちの方は あと三名です」 「すぐですね」 一人 十分 待ち時間 およそ一年 [Final Chorus] 十年ぶりの 不景気です 十八万二千五百年ぶり 百年に一度の 台風です 百八十二万五千年に一度 そしてニュースは言う 「千年に一人の 美人です」 千八百二十五万年に 一人です [Outro] 仕事を終えて 八時間眠った 十六年と八か月 昨日 会社の入口で 赤ちゃんを抱いた人に 会った 次の朝 同じ場所に ひとりの大人が立っていた 「覚えていますか?」 「昨日の 赤ちゃんです」 天使は時計を見る 「……昨日?」 時計は いつも通りだった 天国では 今日もまた 普通の朝だった