触れたら消える ホログラムの街 昔々の神話のかけらが 人の隙間でほほえんでる 誰もが信号に祈る夜 古(いにしえ)の風が人工知能にまぎれて 軋むように世界が そっと反応(こた)える 忘れられた神様に似た 君の音が 耳を離れない ノイズの中 呼吸みたいに ゆるやかな うたが揺れていた 金属の波に浮かぶ夢 寂しさは 数字にされて それでもまだ あいまいを信じてる 記憶は 心のほこら こぼれた破片(かけら)に宿る ひそかなまじない [scat] ねえ 光になりたかったんじゃない ただ君のとなりに 立ちたかった 廃れた今日(きょう)に その真ん中で 名を呼ぶ おこりえない未来を ひとつ ポケットの中で あたためていた どこにも届かないこと それでも…歌った