Song Cover Image

入学試験の日(in「時計仕掛けのノイエ」)

V6

入学試験の日 (in「時計仕掛けのノイエ」) 高くそびえる 古い石造りの校舎 グリムワルン魔法学院 風は穏やかで でも少し寒かった 思っていたよりも 筆記試験は簡単で 古代語 数学 歴史 地理など よく出来た方だと思う 一般常識は少し 私には難しかった 今まで経験したことが 他の子よりも少ないから 入学試験はまだ 始まったばかり 特例の中途入学 受験生は私だけ 入学試験はまだ 終わっていないけど 不安で胸が潰れそう 逃げ出したくてたまらない 魔法実技の試験 感知魔法を試される マナの流れを読み 同調させていく これもよく出来たけど 問題になったのは 私が 作り物の身体で 目も耳も全てが 借り物の力だってこと 試験官の先生 長く生きたエルフ あの灰色の目が 見透かされてるみたい もしも私が 完全な人間なら きっと指が震えて 何も出来なかった 作り物だから ここまで来れた そうだよね? 最後の面接は 先生たちと話した 父のことや 時計塔でのことも この身体のことも 捨て子だったことも 父に育てられたことも 試験が終わって 帰りの廊下 生徒たちが見えた あの中に 本当に 入れるのかな?