
街灯の下で バスを待つ 風が頬をすべっていく 窓に映る 自分の顔 少し大人に見えた イヤフォンから流れるメロディー あなたの声に似ている 過去形になれない気持ち 夜の街に溶けてく このバスが走るたびに 記憶がゆらいで 降りる勇気が まだ出ないの 深夜バスの窓に 滲む街のあかりたち あの日の笑顔だけ 今も残っている さよならも言えずに 時が過ぎていく 私はまだ あの夜を乗せたまま 信号の赤が 滲んで見える夜 あなたのいない帰り道 少しだけ慣れたけど 眠れない街を抜けて 知らない停留所へ 行き先はわからないまま 心だけが揺れている 深夜バスの窓に 滲む街のあかりたち ひとりぼっちの夜も 優しく包んでく 次の朝が来るまで 夢の中で もう一度だけ あなたに会いたい 街のあかりが遠ざかる ガラス越しの月 静かにバスは走り出す 思い出を乗せたまま

