
静かな午後の匂いがするね カップの湯気が ゆらゆら揺れて ページの音が 遠くで笑ってる あの窓際の人、何を考えてるんだろう 指先でカップを回しながら ちょっとだけ過去を見てるみたい 店の奥では小さなラジオ 懐かしい声が流れてる 誰かの思い出に そっと寄り添うように ねぇ ここでは時間がゆっくり流れるね 言葉も急がなくていい ただ座って 見えない物語を感じていよう この喫茶店の午後 二人じゃなくても優しい 外では誰かが笑っている ドアのベルが小さく鳴って また新しい光が入ってくる ねぇ ここでは少し立ち止まっていいんだよ カップの中の景色を見つめて 知らない誰かの心にも 今日の午後が静かに届くように ほら そろそろ冷めちゃうね それでもいい ぬるくても まだここには やさしい時間があるから

