
気怠い光に 目を閉じたまま あなたの心音で わたしの形をなぞってる 欠けていたのか 最初から違ったのか わからないままで 近づいていく 少し冷えた室温 残った温もりを探して 昨日までのわたしの線を あなたが静かにずらしていく 似合わない場所にいたって なぜか息は苦しくなくて 正しい形なんてものを もう確かめなくなった 触れるたび 境目が薄くなる わたしの声に あなたの影が混ざり 見えなかった景色まで 隙間から 滲み始める 足りないものを 埋めるわけじゃなく あなたとの時間で わたしは少し違う輪郭になる 重ねて 組み替えて 何度も描き直す 欠片は互いを埋めずに 触れたところから 知らない形が生まれる 欠けた心を ひとつずつ合わせて 完成なんてないままで 変わる輪郭ごと 進んでいく blur, blur 境界をなくして piece by piece 名前をなくして まだ誰も知らない 絵が浮かび上がる 沈黙さえ居心地がよくて 慣れた香りが揺れてる 離れられないのではなく 離れる理由が消えていく 依存なんて言葉だけじゃ たぶん少し足りないんだ 二人でなら違う景色へ行けるから 傷を分け合うわけじゃない 違う痛みをお互い知っているだけ 欠けているから求めるんじゃない あなたを知るたび わたしの世界に 新しい景色が増えていく 重ねて 組み替えて 何度でも描き直す 輪郭は消えないまま 触れたところから 知らない色が滲んでく 完成なんて きっと一度もなくていい 変わる輪郭ごと あなたといたい どこまでがわたしで どこからがあなただろう 砕けた声が 揺れて 名前も形も 溶けていく あなたの中に消えるんじゃなく あなたといるわたしを 選び続ける 重なって 組み替えて 最初とは違う絵を 今もふたり 描いてる ふたりの欠片は どちらかだけじゃ 意味にならなくて 終わらないままで ふたり変わりながら 新しい絵を描く

