本音を隠すのが癖になって 望むことさえ怖くなってた そんな気持ちをごまかしたまま いつもと同じアラームが鳴る カーテン越しの薄い光が 今日だけ少し冷たく見えた ふと立ち止まる交差点で 風が胸の奥をほどいていく 隠してきた気持ちの影が いつもの景色を曇らせた 変わらないはずの毎日が 触れただけで揺れてしまうから ポケットの中のスマホには 書きかけの「今日は行けません」 抑えてきた声を手放して 予定のすべてを置いてきた 差し出されたその手を握れば 世界がそっと色を変える 戻れないことはわかってる それでもいいと思えた朝 見たことのない景色まで 君と落ちていく始まりだ ほどけていく胸の奥で まだ少しだけ震えている それでも隠したままよりは ずっとまっすぐに息ができた 落ちていくようで怖いけど 光の方へ傾いていく いい子のままじゃ触れられない 朝の色がやっと見えたんだ 抑えてきた声がほどけて もう隠れる場所はないけど 君の手の温度ひとつで 世界の色が変わっていく 戻れない道を選んでも それが私の始まりなら 薄明の空を切り裂いて 君と落ちていく未来だ