
かわいいだけじゃ はじめられない でも 愛があるなら 最後まで—— 小さな足音 朝をたたく 揺れる尻尾が 今日をほどく 「おはよう」の代わりに 体温で話す 言葉はなくても 心は届く 雨の匂い 少し震える背中 そっとタオルで 世界を拭いた 命は 玩具じゃない 約束は 愛のかたち 嬉しい日も 苦しい日も 手を離さないと決めたから 最後の瞬間まで 「ありがとう」を言えるように 君の全部を 抱きしめる 汚れた床 転がるブラシ 通院の夜 財布が軽い それでも君が 眠る顔みて ため息が 微笑みに変わる 季節が巡り 白く混じる毛並み ゆっくり暮らそう 君の歩幅で 命は 飾りじゃない 時間ごと 愛を渡す 吠えた理由も 鳴けない痛みも 丸ごと抱いて 寄り添うから 最後の扉まで ひとりには させないよ ここが君の ただいま 迷った日々も 叱った夜も 振り向けば 君は笑ってた 「ごめんね」と「ありがとう」 何度でも 学び直す 言葉が通じないからこそ 愛しさだけが 倍増していく この手の温もりで 伝わる想い だからこそ 最後まで 愛してあげて—— 命は 光だから 責任は その灯(ひ)守る手 小さな鼓動 消えるまで 怖くても 目をそらさない 最期の瞬間まで 君の名前を呼び続ける 「大切な君」 愛してる 扉が閉じても—— あなたの愛は 永遠です 心の中で 今も生きてる 出会えた奇跡 忘れない やさしさを繋ぐ その手の中に 次の命が また微笑む


