
[Verse 1] 初めて会ったとき 多くを話さなかった 沈黙が来ると 先に照明を落とした 暗さで 急がせなかった 乾いた口元に わずかな熱が走る [Chorus] 躊躇う前に照明が落ちる 暗がりの中で、急かされない 呼吸が浅くなる 指先が震える 躊躇う前に照明が落ちる [Verse 2] 肩を抱き寄せるとき 腕で枕を作った 「痛い?」とは しつこく聞かない 表情だけを見て 次を遅らせた [Chorus] 見てほしくて、見られたら消えそう 見られているから、消えない 胸の奥を叩く激しい鼓動 見てほしくて、見られたら消えそう [Bridge] タオルがはだける前に 右手を握っていた みぞおちが軋み、奥歯に力が宿る 「好き」より先に 名前を呼ばれた気がした 言えないまま 耳の後ろが熱くなった 指がスカートを強く握る [Final Chorus] 命令ではなかった 契約でもなかった 熱の奥にあるのは 言葉より先の やさしさ 見てほしくて、見られたら消えそう 【リリックのテーマ】 初めて出会ったときの戸惑いから、身体が勝手に反応していく4つのステップ(初期の微かな熱、中期の動揺、後期の切なさと飢餓感、そして最高潮へ向かう予感)を、言葉ではなく「行動」と「肉体のリアリティ」だけで綴った一曲。 相手を急かさず、境界線や尊厳をそっと守る振る舞いこそが、タイトルである「言葉より先のやさしさ」の本質であることを静かに証明しています。

