
紫に滲む 夜の鼓動 名前を呼ぶ声 もう思い出せない 壊れた空に立ち尽くして 守れなかった数だけ 影が増える 正しさなんて 刃の外側 触れた瞬間 砕け散った 怒りは熱に 憎しみは鎖に 哀しみは静かな 刃の呼吸 感情が叫ぶたび この手は 人じゃなくなる 紫冥断罪刀 涙を喰らって 光を斬れ 理由を忘れても 斬り続けろ 心が消えるまで 紫冥断罪刀 絶望を力に変え 救えなかった世界を この闇で 裁け 名前も顔も 色褪せて 残るのは 敵の数だけ 温度を失くした この身体 血の冷たさだけが 真実 哀しみは刃を 透明にして 絶望は世界を 紙みたいに裂く 怒る理由さえ 溶けて それでも 刃は吼える 紫冥断罪刀 記憶を代償に 力を得て 誰かの願いを 背負ったまま 名前のない戦場へ 紫冥断罪刀 感情が尽きるまで 斬れ 斬れ 斬れ 存在ごと もしもこの刃が 最後に斬るものがあるなら それはきっと 私自身だ 紫冥断罪刀 希望を知らない この闇で それでも進めと 血が命じる 心が空になるまで 紫冥断罪刀 怒りも哀しみも すべて喰らって 終焉を――斬れ 紫に溶ける 世界の端 もう泣けない それでいい

