. . . . 足音が 私を追いこす でも 誰もいない たぶん それは 昨日の私だった 空を見ても 葉が塞いでる いいよ 光はもう まぶしすぎたから ポケットの中の飴玉 溶けて くっついてた きっと誰かを 大切にしそこねた味 あの子に 「がんばって」と言った声が いちばん いらなかったね 今なら わかるのに 冷たい石に 座って歌ってみた 歌詞はなかった でも泣けたから それでよかった . . . . 名前のない鳥が どこかで鳴いてた 「さようなら」って 私より先に言った だれも来ないと思った でも 自分の影が ふと 手をのばして 私の手に ふれてきた そのぬくもりは 私のものなのに 少し 懐かしかった 少し かなしかった 「だいじょうぶ」と 言われた気がして 嘘でもいいから うなずいた 目をとじても 葉の匂いが残ってる 私がここにいたこと 風だけが知ってる きっと 誰も覚えてない でもいいの 私が やっと私を 思い出したから .