
琥珀色の空、陽が静かに沈むとき 遠い地平の彼方から、風が呼びかける。 見知らぬ街のざわめき、香るスパイスの道 胸を刺す懐かしさ、なぜだろう涙が滲む。 遥かなる岸辺の風よ、私をどこへ連れ行くの 知らぬ過去の記憶へと、響き渡る音色。 謎めいた光と影、踊る影の戯れ 果てない夜の淵へと、私を導いて。 石畳の道、灯る明かりの温もり すれ違う旅人たち、語らぬ物語。 砂漠の果てで見た夢が、心をよぎるたび 再び追い求める、その意味を問いながら。 遥かなる岸辺の風よ、あなたは何を語るのか 忘れたはずの想い出を、胸の奥に届けて。 儚げな空の下、星がささやき始める 時を越えた約束を、導くように歌う。 銀色の月が照らす、波打つ水面に 映る面影は、幻かそれとも真実か。 重なる鼓動が刻む、遠い旅のリズム どこかで待つだれかの手が、そっと差し伸べられる。 遥かなる岸辺の風よ、今やっと辿り着いた 知らぬ世界の美しさ、すべてが今ここにある。 光と影が溶け合い、新たな空が広がる 私の旅は続くけど、この場所に刻まれる。 静かに消える風、またいつか会える日まで その声は胸に響いて、永遠に忘れない。

