[Intro] [Verse 1] 温い麦茶と 緩い風 揺れる髪と 暮れる部屋 裏返した団扇 動かずに 首振る風が 行き帰り 昨日と今日の 継ぎ目だけ 知らない間 ずれていた まだまだなんて 眺めた緑 端からジワリ 色を失う [Pre-Chorus] ジリ…ジリ… 躙る 音も立てずに 進む赤熱 形を残した 灰を横目に 触れないまま 見送った [Chorus] ひと廻り ふた廻り 戻るつもりが 遠回り まだ緑 もう白い 赤い数ミリ 今の色 くるり するりと 内側へ 昨日の隣を すり抜けて 同じ景色を 擦るほど 近づくばかり 真ん中に [Interlude] [Verse 2] 網戸の向こう 音が変わる 鳴いて止んで また鳴いて 名前も知らない 声の隙間 昨日と違った 夜がいる 裸足の廊下 熱解いて 冷めるそばから 風になる 細い煙が くるりと曲がり 見ているうちに 薄れてく [Pre-Chorus] ジリ…ジリ… 躙る 丸い道だけ 狭くなる 残った緑を 指で追えば 外側向き 離れてく [Chorus] ひと廻り ふた廻り 戻るつもりが 遠回り まだ緑 もう白い 赤い数ミリ 今の色 ふわり ふらりと 煙は舞い ゆらり 揺らいで 宙を這い 今だった場所を 振り向けば 形のこして 灰になる [Bridge] 遠くでバイクが 通り過ぎ その音の先は 聞こえない 開けた窓から 慣れない風 昨日の部屋を 通り抜ける あと少し もう少し 数えたそばから 短くなる あと何センチ あと何ミリ 言葉にした分 灰になる [Final Chorus] ひと廻り ふた廻り 戻れないから また廻り まだ緑 もう白に 赤い数ミリ 今の色 あとひと廻り もうひと廻り 願えば願うほど 遠ざかり 巡り削れて 細くなり 真ん中だけが 近くなる ひと廻り ふた廻り 夜の間に 火が止まり 失くした音さえ しないまま 灰の環だけ 残ってる [Outro] 朝の光が 畳に落ちて 昨夜の匂いが まだ残る [End]


