
日差しを避けて 逃げ込んだ店 遠くの席で 感じた視線 触れられない距離 理由も知らずに 溶けていく氷を じっと見つめてる 本を読んでいた 人が手招く 座る瞬間に 覚えた緊張 丁寧な態度 儚い陰り 本の内容を 尋ねてみれば 微笑む横顔 静かな空気 街を見つめながら 「たいしたものじゃない」と 遠くを見つめてる 連絡を待ってる 途切れた会話に 氷が溶け出す 膝の上で強く 握りしめた手 聞こえてくる街の雑音を避けて 本音の置き場所を探してる 開いたメニューを 指でなぞってる たわいもない話 頷きで返す 曇った表情 「よく来る?」と尋ねる 時計の針を見て 言葉を交わした 踏み込まないことを 選んで過ごした 夕方の店内で 誰かを待ち続ける 冷めた紅茶のカップ 両手で包んだ 陽が傾いていく街角の店で こうしてテーブルを挟んで座り ポツリポツリと話し続けながら 窓の外の人通りに 誰かを探してる 無理に聞き出すことも出来ないまま 頑ななその横顔の意味を知りたくて 時間が流れるままに向かい合う 静かにここにいる お互いのあいだに存在している 誰か知らない人の息遣いを感じる 言葉を重ね 声を聴いている 答えを求めず ただ隣にいる

