
1月の雨を忘れたい
冷たい空気と白い息 朝から雨が踊る 濡れたビルが 眠そうに建っている 憂鬱な寝覚めのまま コーヒーを流しこみ 無機質な街へ向かう 決まった靴音と ともに こんな日は思いだす 名前も呼ばないままの記憶 痛みだけがまだここに 呼吸みたいに残ってる ふと見上げた広告の文字 目で追いかけてごまかす 「大丈夫?」なんて 誰も聞いてくれないから つり革越しに 知らない肩が寄ってくる 小さなため息だけが 自分の居場所みたいで こんなにも遠くなって 昨日みたいに響くノイズ 置き去りのままの言葉が 窓の外で凍ってる 1月の雨を忘れたい 流れる街並み 戻らない時間 理解っているのに どうにもならない 揺れるガラスに君がうつる 1月の雨を忘れたい 名前を呼べないままの後悔 消し去りたくても胸の奥 その雨、いまだ止むことなく 忘れたいよ…

