
⧗ 羨んだまま 〜Wider, Not Faster〜 ⧗
[Drop] [Verse 1] 同じ坂 同じ高さで のどが 乾いてくる 上に立つ あの柱まで 行けたことが ない [Pre-Chorus 1] 横を 何かが過ぎて 当たる空気の 向きが変わる 甘い匂いを 置いていく [Chorus 1] 追い越される音は 甘い まだ嫌いに なれない 羨みは 荷物にならない 抱えたまま 坂の上へ Still behind, still moving 届かない そのままで 進む [Interlude] [Verse 2] 抜かれた場所に 印は 残さない なのに 次のとき そこだと わかる [Pre-Chorus 2] 速くは なっていない 気づけるように なっただけ その差を 数えて 持っていく [Chorus 2] 追い越される音は 甘い まだ嫌いに なれない 羨みは 荷物にならない 抱えたまま 坂の上へ Still behind, still moving 届かない そのままで 進む [Drop 2] [Bridge] 上までは 行けない 膝に 手を 顔を上げる 残りは 思ったより [Final Chorus] 追い越される音は 甘い まだ嫌いに なれない 羨みは 荷物にならない 抱えたまま 坂の上へ Still behind, still moving 届かない そのままで 進む [Outro] 着かなかった場所が 次の 出発点になる Start from where I stopped 🎼世界観散文 同じ坂を何度も上っていた。上りきったところに立つ電柱を、前回はひとつ手前で見上げて終わったから、今日はそこまでは行くつもりだった。 途中で誰かが横を抜けていった。当たる空気の向きが変わって、その背中が小さくなるのを見ているあいだに、脚のほうが先に納得しはじめた。それでも止まらずに通り過ぎた。 抜かれた場所には何も残していない。それなのに、次に同じところを通ったとき、ここだと分かった。分かるようになったことだけが、前回との差だった。 上までは行けなかった。膝に手をついて息をして、顔を上げて、電柱までの残りを見た。そこが次の出発点になる。 💿記録用 Produced by 明石 うたか Co-produced by P.WILLS / ARC.TX Arranged by 三鷹レンゲ Lyrics by カイン・スカーレット Sound Design by 久我山ハル Vocal by Giselle Monochrome

