
指紋
[Intro] [Verse 1] 黒い爪先 床を叩いて 待ち合わせより 近くに座る 外したピアス 銀の音 会話の出口が 狭くなる 香水よりも 正直なのは 強がる声の かすかな揺れ テーブル越しの 余白を消して お前が先に 時計を伏せた [Pre-Chorus] 触れる手前で 止めた指 気づいてわざと 重ねた指 黙った方から 負ける遊び 今度は俺から 口を閉じた [Chorus] 指紋を残せ 名前はいらない 唇だけが 嘘をつけない 指紋を残せ 退屈の裏に 明日の俺まで 染めるくらい 涼しい顔した 共犯者 余裕をひとつ 返してくれ 愛の台詞が 似合う前に その残り香で 狂わせて [Verse 2] 鏡の端で 視線が絡む 目の前よりも 近い横顔 耳にかけた 髪の向こう 誰にも見せない 熱があった 煙草の箱を 裏返して 口紅で引く 意味のない線 借りた上着の 袖を余らせ 帰る話を 冗談にした [Pre-Chorus] 知ったふりなら 得意だった 見慣れた仕草に 足を取られ 一晩きりの つもりでいた 俺の言い訳が 先に溶けた [Chorus] 指紋を残せ 名前はいらない 唇だけが 嘘をつけない 指紋を残せ 退屈の裏に 明日の俺まで 染めるくらい 涼しい顔した 共犯者 余裕をひとつ 返してくれ 愛の台詞が 似合う前に その残り香で 狂わせて [Instrumental Break] [Bridge] 白いカーテン 裾が揺れる ふたりの輪郭 朝に戻る 乱れた襟を 直す仕草に 他人の顔だけ 取り残された 忘れるための 出会いなら こんな近くで 笑うなよ [Final Chorus] 指紋を残せ 名前はいらない そう言う俺の 嘘を見抜いて 指紋を残せ 退屈の裏に 明日の俺まで 染めるくらい 涼しい顔した 共犯者 余裕は全部 くれてやる 愛の台詞を 飲み込むたび お前の名前が 舌に残る [Outro] 指紋を残せ 拭えないほど 指紋を残せ 俺だけがわかる 場所に [End]


