
[Verse 1] 笑顔が整列する 同じ明度 同じ角度 偶然と呼ばれるものほど 努力の編集が丁寧だ 「可愛いね」は通貨 柔らかい音の形をした査定 撫でる言葉の裏で 価値が静かに上下する 腕の中に収まるたび 所属がひとつ増えていく 安心という名の枠に 自分を置き直す作業 ⸻ [Pre-Chorus] 羨んでない ただ理解が早いだけ 傷ついてない 反応の仕組みを知っているだけ ⸻ [Chorus] 幸せそう、という響きは防具だ 優しい音ほど深く入る 競争じゃないと言いながら 全員が速度を上げていく 笑っている それが参加条件 分かっている 震源地は 私 ⸻ [Verse 2] 薬指が光るたび 選ばれた証明が更新される 部屋の広さや光の温度まで 生活は無言で履歴書を書く 自然体は技術 「偶然」は演出 幸福は感情より先に 形から整えられる 料理は静物画 空気はデザイン 満たされていると語る前に 満たされている構図を置く ⸻ [Pre-Chorus] 比べていないふりほど 比較は精密になる 疑っていないふりほど 確認は増えていく ⸻ [Chorus] 満たされている、という言葉は記号だ 繰り返すほど中身が軽くなる 気にしていないと言いながら 目だけが忙しく働いている 大丈夫 それは呪文 分かっている 崩れる場所も 私 ⸻ [Bridge – Low Spoken] 本当に幸せなら 証明は要らない それも 知っている それでも やめない 理由も 知っている ⸻ [Final Chorus] 愛されている、という殻の中で 震えだけが内側に残る 競争はないと言いながら 鼓動だけが速くなる 笑っている これが生存条件 見下ろしている その視線の中に 私がいる

